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楽聖B その40

 さて、リストは、ショパンのエチュード作品10を初見で弾けなかったという事になっている。はたしてそうか。グリーグのピアノ協奏曲を初見で弾ききって作曲者を驚嘆させたリスト。ショパンのエチュードごとき、まごまごするとは思えない。そもそも、天才の脳の回路を凡人が理解できるはずがない。天才の初見と凡人の初見はまるで違うのである。
 楽譜の音を一音一音読んで弾くのが凡人。見た瞬間理解して覚えてしまうのが天才。リストの能力をもってすればショパンのエチュードは瞬時に覚えることが出来たはずである。覚えたら弾けるのは当たり前。
 ショパンは意地悪な気持ちでリストに自作のエチュードを見せたはずである。しかも、献呈リストは初めから決まっていた。天才と言ってもまだまだ20才そこそこの若者たち。芸術性あふれ情緒たっぷり、しかも弾くのはかなり難しいショパンのエチュード。たいして、古今東西一のピアノ弾きとしての実力あるリスト。初見で弾けるかどうかという幼稚な関心よりもリストがこの曲をどのように弾きこなすのか、ショパンはそこに最大の関心があった。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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