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楽聖B その21

 演奏会は年末の12月18日。ハイドンはBの要求通りオーケストラの練習時間をたっぷりとってやった。難易度で言えば、ハイドン、モーツアルトの作品に比べてどうということはない。しかし、ピアノとオーケストラとの掛け合いがスピードを伴っている。油断をしていると、出る所を落としてしまう。Bはこのことが心配で練習時間を欲しがったのだ。ハイドン主催の公開演奏会。失敗は許されないと自分にもオーケストラにも厳しく練習を重ねた。嫌いな先生ではあった。そして実際、22才から25才までほとんど何も教わってない。が、作品番号2のソナタを見て、後世に名を残す才ありと言ってくださった。Bは、ハイドンのこの言葉だけで救われた。天才は天才と言われ続けるだけで仕事が出来る。ようするに、ほめておけば勝手に成長する。
 近頃の若者はこう言う。
「ほめられて伸びるタイプです」
 ふふふ。馬鹿は何を言っても伸びないし成長しない。凡人はおのれに厳しくして、はじめて、どこかに到達できるものである。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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