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楽聖B その16

「天国に召されてからも、生き続けていく作品。これを残せるのは、ホンの一握り…、選ばれし人」
 パパハイドンは、Bのソナタのページを繰っていく。
「ルーちゃん、不滅の命を、このソナタから感じる。前回のピアノトリオに比べて、はるかに完成度が高い。現在の音楽界の最先端を行っている」
 不滅の命…。この言葉、気に入った。同時にハイドン先生を見直した。見誤っていたのかもしれない。反発しつつハイドンと付きあっていたB。いま、彼の次の言葉を、素直な気持ちで待っている。
「ルーちゃんは、バッハやモーツアルト君の域に達する才能がある。がんばってくれたまえ。慢心することなく…」
『ハイドン先生とさようならを言うつもりでここに来た。でも、この状況。言い出せない』
「ルーちゃん、もう、私の下から離れたいのじゃない?」
『げ、図星。どうするべ』
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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