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ダービー物語 ある男の挑戦その1

 1986年5月25日、第53回東京優駿(日本ダービー) に勝ったのはダイナガリバー 。募集価格1口200万円の牡馬であった。所有する社台ダイナースサラブレッドクラブは1頭20口で募集。つまり4000万円。当時のクラブの相場からは考えられない高額なサラブレッド。パンフレットにはこう書かれている。
『間違いなくクラシックを狙える』
 吉田善哉を長におく社台ダイナースサラブレッドクラブ自信満々の募集馬であった。ダービーに先んじて行われるのは皐月賞。順当にダイナガリバーは皐月賞に駒をすすめたが、勝ったのは同クラブのダイナコスモス。ダイナガリバーはなんと10着。ちなみにダイナコスモスの募集価格は35万円。ガリバーの6分の一である。
 NHKはその年、ダービー番組を製作した。日高、浦河の小規模牧場が日本一大きな牧場の社台ファームに挑戦する内容である。撮影はダービーにむけて現在進行形で行なわれる。NHKの望むシナリオは大牧場社台に勝つ小さな浦河の牧場であったと思う。が、勝ったのは社台ファーム生産のダイナガリバー。総帥の吉田善哉は1着でゴール板をかけぬけようとする愛馬に小さな声で叫んでいた。
「ガリバー、ガリバー、ガリバー………」
 後は声にならなかった。社台ファーム初のダービー制覇。男泣きに泣いた。NHKが撮影したのは感動で動けなかった吉田善哉65才。
 そのダービーの2着はグランパズドリーム。14番人気。まさに、『おじいさんの夢』を引き連れたダイナガリバーのダービー制覇であった。
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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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