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グラスの雫№5 真鶴その9

 まず、一粒、口に入れてみた。噛んでみる。ん?なんと、ラフロイグそのものの香りがするではないか。瞬間に私は悟った。長年、不思議に思っていたことが氷解した。
「森ちゃん、このモルト、ラフロイグの香りがするね」
「はい。します」
「つまり、ラフロイグの独特の香りは蒸留する前の材料で決定されるという事かな」
「そうでしょうね。ピートを炊く時に香りがつくんでしょうね。つまり、人工的に付けられた香りでしょうね」
 間違いない。アイラ島のスコッチは酒庫で眠っている間に海の香りがうつるのではなかった。最初から決められていた香りだったのだ。
 
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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