AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グラスの雫№4 黒糖焼酎その11

「一年を有馬記念で暮らせたらかっこいいけどね」
 長位氏は一呼吸置いた。私は彼が続けるのを待つ。
「俺の場合は1年の借金を有馬で返すという事になるんよ」
「それって…」
「そう。手元になぁーんもっ残ってない」 
「よろしいな。バランスの取れた人生歩んでますね。長位さん、お見事です」
「お見事と言われてもなぁ。ああ、こんな、貧乏な生活から脱出したいなぁ」
 長位氏は、こんどはチビリとかめ仕込みをなめた。
「マスターも1杯どうぞ。もう、これで最後かも。マスターにおごるの…」
「そんなぁ、これからもバンバン当てて下さいよ。ダジャレ馬券で」
 私は、自分のグラスを高く上げて、長位氏に「乾杯、おめでとう」と言った。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。