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グラスの雫№3 梅星その9

「では、このスコッチを下さい」
 私は言いながらボトルを取り上げた。バランタイン30年は並行ものでも3万円。サントリーの正規は8万円ほどするはず。
「おとうちゃん、これ、泉さんが欲しいって…」
 千春が少し離れたところにいる中島シェフに声をかけた。
「え?スコッチ?なんぼでもええ」
 中島シェフは常連さんのお客さまらしきカップルの相手をしながら答える。
「泉さん、お好きな金額置いていってください。10万円とか…」
 千春は両手を広げて10万円と言った。
「では、10万円の消費税分、5000円で。っと、そのバックバーに置いてるのは?」
 奥の棚にもバランタインの30年が見えた。
 
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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