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小学校の思い出外伝 プレゼント

 川の横を通る度に卵石を捨てた場所を見てみます。ありますあります。いつ拾い上げようか…、1週間たちました。卵石は消えてました。
『あぁ、誰かに盗られたぁ。しまったぁ。もっと早く拾っとけばよかったぁ』
 地団駄踏んでもあとの祭り。それからは、ないとわかっていても、かつて卵石があった場所を見て通りました。未練と言うのでしょうか。
「あげようか。このシャーペン」
 私は横山に言いました。
「え?いいの?本当に?」
 どうせ拾ったものです。母に見つかっても捨てるように命じられるだろうし…。何より、私の罪を軽くしてくれたような錯覚を持たせてくれた横山に何かプレゼントをしたかったんです。
「いいよ。あげるよ。ぼくは使わないし。横山、使えよ」
 横山が心から喜んでいるのがわかります。ニコニコ笑った横山は子供の私が見てもかわいかった。が、しばらくして、横山の顔が曇りました。

 
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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