AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小学校の思い出その56

 発表会当日。今も覚えています。かなり寒い日でした。ステージの袖には電気ストーブが用意されていました。出番が近い皆さんはドキドキしながら手を温めています。私の出る順番がきました。ハ長調のソナチネ。2ページ目にさしかかったところで…。
 『あれれ。左手の音はナンだったかな』
 そうです。暗譜を忘れてしまったんです。止まって静かに思い出そうとしました。が、左手のフレーズ、和音は出てきませんでした。
 『しかたない』
 私はゆっくりと袖に戻っていきました。
 「先生、あそこはどんな音でしたっけ?」
 私は埴生先生にたずねました。
 「あ、え、そ、そんな…」
 先生の方がうろたえてます。自信満々の私は楽譜さえステージの袖に持ってきてなかったんです。
スポンサーサイト

テーマ : 短編小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。