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バー物語(フィクション)№298

 公団の担当者は難しい顔をした。
 「トイレを別箱で…。どうしてもですか?」
 「私が考えるにエレベーターの斜め向かいに空きスペースが出来そうです。そこに…」
 「ううむ。即断できないのでお時間を下さい。それより、もっと難題がこの4段の棚ですね」
 私の図面を見て腕を組んだ。何が難しいのか私にはわからない。実際、私は自分で3段の棚を作った。棚は真鋳の棒で支えている。
 「何がネックになってるんでしょうか」
 「壁が耐えれるかどうか…」
 私は説明をした。現在、棚を金属棒で支えている。今回も出来るのではないかと。
 「金属ですか…。これも宿題ということで。で、カウンターの後ろにもカウンター?」
 私の小さなバーは入りきれないとき、お客様は立って飲んでいた。気の毒なのだがしかたない。引越し先が同じ席数なら、またおこりうる。立ち飲みスペースを確保したかったのだ。
 
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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