AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バー物語(フィクション)№271

 年が明けて1997年2月。ワインをテイスティングという形で飲みだして約半年。
 「マスター、ワインの勉強進んでる?」
 池辺さんがジンバックを飲みながら私を見る。
 「ええ、かなりの数を飲んで少しはわかったようなわからないような…。どうでしょうね。相性ですかね、やっぱり日本酒が好きで…」
 「美味しく思えないワインの味見てたらあかんよ。ワイン会って玉石混合。不味いワインも混ざってるでしょ」
 隣の井川さんが話に入ってきた。
 「え?不味いワインもありますが…、味を利いたらダメなんですか?」
 「不味いのって頭に入らないじゃん。俺なんか高いワインしか飲まないな。へへへへ」
 「ところで、マスター。日本酒がお好きならうちの蔵の見学に来ません?」
 「池辺さんの会社の日本酒蔵?いいんですか?」
 「今、西宮蔵に大物が来てるんです。マスターにご紹介したくって」
 「んだべんだべ。すごい方あるよ」
 井川さんがいつもの口調でうなずいている。

 
 
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。