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バー物語(フィクション)№267

 サントリーのワインスクールでスペインとポルトガルのワインを担当されたのが橘真先生。何をおっしゃってるのかさっぱりわからないくらいぼそぼそとつぶやく。講義といえる代物ではなかった。しかし、たまに見せるはにかむような笑顔から人の良さがうかがえる。三宮でワインバーをされていると聞いた。ジャックマイヨール。めるちゃんと啓示をを誘って行くことにした。
 床にワインの空き箱がいっぱい並ぶ倉庫のようなワインバーだった。運よくカウンターがあいている。
 「立花先生、実は私とこの娘はソムリエ試験落ちたんですが…、何が悪かったんでしょうね」
 「ん?先生はやめてね。1次通った?んんん。落とされたのは多分実技かな…」
 実技。そうか。ふむふむ。ワインを今までほとんど触ったことなかったし。試験官にばれたかも。
 「2次はテイスティングもあるでしょ。無料、有料のワイン会に顔を出すようにすれば…」
 ワイン会。清荒神の和飲屋でも月に1回してると聞いていた。はにかむような笑顔で我々の幼稚な質問に丁寧に答えて下さった。お勧めの赤ワインを3杯ずつ飲んで帰ろうとしたとき隣のお客さんに挨拶された。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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