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バー物語(フィクション)№222

 次の日、早い時間にサムがやってきた。
 「おう、マスター、お前んとこの若い衆を俺にけしかけて…、俺を潰そうとしたな」
 サムはビールを飲みながら因縁をつけてきた。
 「若い衆って、杉浦さんのことですか?」
 「杉浦っちゅうんかい。何の恨みがあって俺を潰そうとする。おう」
 もう、やっかいだな。サムに、杉浦さんはここのお客様でトップウインのスタッフではない事、昨夜はサムは喧嘩した後機嫌よくビールを飲んでいた事、喧嘩はサムが勝っていた事をわかりやすく何回も説明してやった。サムが市会議員になってたら混乱して大変だったろうなと思いながら。
 「いんや。わからん。納得できん」
 くぅ。サムはこうなるとしつこい。では、
 「わかりました。もし、杉浦さんが来られたらサムさんにワビをいれてもらいます。それでいいですか」
 「ん?マスターが責任持ってか?」
 「はい。もちろん」
 「そうか。そこまで言うんならわかった。待ってるぜ。ビールおかわり」
 あああ。早く帰ってよ。レーベンブロイを注ぎながらサムをにらんだ。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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