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バー物語(フィクション)№221

 杉浦さんは立ち上がった。転んだだけでダメージはあまりないようだ。
 「待って。待って。やめて」
 さらに飛び掛ろうとした杉浦さんをまっちゃんが止めた。しかし、頭が混乱しているのか杉浦さんはまっちゃんにまで向かおうとしている。まっちゃんは身体が大きい。両手を伸ばして杉浦さんを余裕で制止した。
 『終わったな』
 私はゆっくり二人の間に入っていった。
 「もういいでしょう。二人とももう帰って」
 すぐに反応したのは杉浦さん。駅に向かって走り去った。
 「サムさんも帰ってくださいよ」
 「なんでや。俺はまだビールを残しとる」
 サムはまたバーの中へ入ってしまった。やれやれ、アメリカのバーにはバウンサーという用心棒がいるらしい。以前、稲葉さんが言っていた。わが社にも欲しいよ。サムの伝説は本当だったんだ。ま、今日のはこれで一件落着か。しかし、思わぬ方向でこの事件が続いていく。

 
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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