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バー物語(フィクション)№177

 車は国道2号線を西へ走っている。夙川に近づいた。左へ転がすと目指す浜辺だ。右に行くと…。
 「杉浦さん、左へ行くと目的地。右に行くとバー・カイエという素敵なバーがありますが…」
 「…」
 「まだ、私を殴りたいですか?」
 「いや、行こ。そのバー。飲み直そ」
 「は?では、飲みなおしてから海岸へ?」
 「いや。もういいや。その素敵なバーへ案内してよ。喧嘩する気が失せた」
 「いいんですか?お許し願えるんで?」
 「ああ、許したる。早う行こ」
 ふぅ。助かった。私は糸東流の段持ち。負けては格好がつかないし勝っても師範に迷惑がかかる。
 バー・カイエは苦楽園から芦屋へ抜けるトンネルの手前にある。宮友くんのコアの向いにあるビルの2階。バーなのに一切のボトルを見せない、当時としては斬新な内装だ。ドアーを開けると数人、わいわい飲んでいた。これならしゃべりやすい。ノーゲストだと気を使う。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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