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バー物語(フィクション)№166

 アヴァカヴァは半地下にあった。表から店内が見える。15坪くらいの規模だろうか。午後2時。ランチタイムは終わっていた。まさか、無料ののコーヒーをいただくわけにはいかずメニューからお酒を選ぶことにした。ジントニック。無難な選択。マスターは不在でママがお相手してくださった。棚にラムがたくさん並んでいる。
 「ラムは…」
 「はい。私が好きなんです。たくさんの種類を集めました。お客さん、お酒が好きなら夜にまた来てくださいね」
 ママはすらっとした美人。しゃきしゃきした頭の切れそうなタイプか。口ごもらずにはっきり物を言う。
 「カクテルも色々ありますね。ギムレットをいただけますか?」
 ママは一瞬困ったような顔をしたがすぐにカクテルの用意をしだした。
 「私はあまりショートカクテルは作らないんですけど…」
 「お願いします。適当に作ってください」
 カクテルは苦手とおっしゃるママは、そう言いながらも手早くギムレットを出してくださった。やや甘い目のギムレット。うまかった。また、ゆっくり夜に来ることにしよう。マスターにも会いたいし。近々夜に来ることを約束してアヴァカヴァを後にした。

 
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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