FC2ブログ
AX

バー物語(フィクション)№161

 「私も高校の時にやりました。あれは効果がないでしょうね」
 北斗のマスターは笑いながら学の話に反応した。
 「へー、マスターも。ふうん。俺の高校は悪ばっかりで喧嘩は日常茶飯事、煙草、酒は当たり前だったなぁ」
 「ほうほう、どちらの高校でいらっしゃるんですか」
 「知らないと思うよ。全寮制の学校。いなかにあるんだ」
 「いやー、偶然ですね。私も全寮制でした」
 「本当?俺は姫路の奥の日本学園」
 「なーんだ。だったら後輩ですね」
 「…………」
 急に学が無言になった。バッと立ち上がった。
 『なにしとんねん。学』
 「失礼しましたぁっ」
 びっくりする。何を大声出す必要がある?しかも直立不動。腰を90度に曲げている。
 「知らぬこととはいえ失礼の数々お許しくださいっ」
 「学くん。声大きすぎ。何をどなっとんねん」
 私は学に注意した。が、彼は腰を曲げたままピクリとも動かない。
スポンサーサイト



テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク