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バー物語(フィクション)№144

 「マスター、お待たせしました」
 コーヒーが出来上がった。少々のコーヒーが出てきても驚かない。姫路にカフェ・ド・ソロという抜群のコーヒー屋がある。教えてくれたのはかつての同僚、片山先生。そこ以上のコーヒーをまだ飲んだことがない。東京のカフェ・ド・ランブルにも行った。ソロの味が勝っていた。
 「どうかなぁ」
 めるちゃんは私の顔をのぞき込むように見ている。
 私はゆっくりとコーヒーカップに顔を近づけて行った。
 『ん!これは…。』
 「かすかにうんこのにおいが…」
 つぶやくように言った。
 「おおっ。マスターさすがやね」
 中藪啓示がコーヒーをすする。
 「馬糞の香がする豆をわざと入れてもらってるねん。アフリカの豆やねん」
 「え?わざわざ馬糞?」
 「そう。この馬糞の匂いが香りに奥行きを与えるねん」
 『ほんまかぁ』
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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