AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バー物語(フィクション)№142

 「山登りをなさるんでしょうか?」
 失礼ながら彼をマジマジ見てしまった。体重は90キロを軽く超えている。またはぐらかし?
 「うん。それと、記事も書く」
 詳しく聞いているとかなりの数の出版物を出している。100キロ近い体重をゆっさゆっささせてカメラをぶら下げて記事も書く?想像ができない。自分が想像する絵に無理がある。ま、明日、もう一度コーヒーを飲みに行けば真相がわかるだろう。それまでのお楽しみとしておこう。
 翌日。
 今度はドアーに鍵がかかっていなかった。ピンポンを押すとめるちゃんが迎えてくれた。挨拶をして中に入る。いきなり下駄箱の上の異様なものが目に入る。丸い小さな物体一面に青かびが生えている。しわだらけの田舎の道端にでも落ちていそうな…、ひからびたみかん。
 通されたのは応接間。中藪啓示はいなかった。
 「マスター、座っててね。啓二さん、呼んでくる」
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。