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バー物語(フィクション)№139

 それからスピリタス男は毎日のように来だした。ほとんどが自転車で。ある日、若い女性といっしょに来られた。
 「この子、めるちゃん。俺の助手」
 「はじめまして」
 彼女に挨拶をしてから彼のほうをジッと見続けた。当の本人の名前を聞いていない。
 「あ、おれ?おれは、中藪啓示。コーヒー屋」
 中藪さんがコーヒー屋さん?医者って言ってなかった?
 「お医者様とおっしゃってませんでした?」
 「そんなこと言ったかな。あ、そうか。名刺の時に…。ううむ。あれはボーイで」
 「ボーイ?」
 「ボーイスカウト」
 ボーイスカウトのボランティア活動で人命救助をしていたと言うことか。話題を変えよう。
 「コーヒーはどちらで?」
 「甲東園。マスター来てくれるの?」
 めるちゃんが答えた。細見の身体ながらしっかりした目が光る。
 「ええ。コーヒーは好きなので」 
 めるちゃんは地図を書いて渡してくれた。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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