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バー物語(フィクション)№122

 「よかったねー。トップのマスターがお祓いの仕方を知ってて」
 女の子は手をたたいて喜んだ。
 「ここで一番高いお酒を飲むといいよなんて言わないでしょう?」
 む。鋭い。そう言おうと思っていたのに。何か言ってとりつくらなければ…。
 「色々な方法がありますが…」
 「ふんふん、それで?」
 「坂田さんが振った女性の数だけろうそくを立てて毎日招き猫様に祈るんです」
 「女性を振ってないっちゅうねん」
 坂田さんはムキになって私に抗議した。
 「マスターはだまってて。ふんふん、それから?」
 「悪かったぁ、許してくれぇとお店が始まる前に10回となえてください」
 「うわー。効きそう。マスター、毎日やってね」
 「もう、怒った。こんな店もう来ない」
 坂田さんはそれほど怒った様子もなくギムレットをおかわりした。
 
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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