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バー物語(フィクション)№115

 「ここはうちがラーメン屋をしようと思とったとこじゃ」
 聞いていた。この店の条件を不動産屋に聞きに行った時、甲東園のサライさんが借りようとしていると。
 「なかなかいい店になっとるなぁ」
 「何にいたしましょう?」
 「そうかぁ。ちゃんこ屋さんでお勉強なさってひらけたんじゃね」
 あまり人の言葉を聞かないタイプらしい。
 「ぼくビール」
 白髪の男が先に注文。
 「ふんじゃー、なんぞカクテルをいただこうかな」
 作りなれているサイドカーにした。
 「何でつまみが出てこんの」
 サライのママはおつまみを要求した。
 「えー、ナッツでよろしいか」
 「何でもええから早よ出さにゃ」
 「はい。すみません」
 「いくら?」
 『もうお帰りか』
 お酒を楽しみに来たというより見学に来られたご様子。
 「ありがとうございます。1800円です」
 「にゃにぃ。あんたっ。バカじゃないの」
 サライのママの剣幕はすごかった。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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