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バー物語(フィクション)№70

 「こんばんは。来たよん」 
 ほっ。お座敷バーの初日にも来てくれた野田さん。やっとまさちゃん以外に知った顔がカウンターに着いてくれた。そのうちに官フィルのまっちゃんも席に着いた。
 「ずいぶん前にのぞいたんだけど、いっぱいだったから」
 だまってフォアローゼスブラックのソーダ割を作った。まっちゃんはお座敷バーでビールもジンも飲んでくれた。が、私は決めていた。トップウインでの1杯目はフォアローゼスブラックのソーダ割。まっちゃんはグラスに口をつけてうめえぇと言いながらガラムに火をつけた。ガラムは強烈な個性をもつインドネシアの煙草だ。私も一時期飲んでいたことがあった。が、ガラムを吸っていた時にA型肝炎になってしまった。それからはガラムを吸えなくなってしまった。肝炎になっていた時の苦しさを思い出してしまうからだ。この後、まっちゃんは毎日のようにトップウインに来てくれるようになりトップウイン=ガラムの香りとまで言われるようになっていく。
 「繁盛しとるな。ええこっちゃ」
 酔っ払った西田氏がかわった大阪弁をしゃべりながらヒーローのマスターと一緒に入ってきた。
 「スナックに行ってたんだ」
 ヒーローのマスターが説明してくれた。
 「泉さん、これ」
 西田氏が銀色の不思議な道具を差し出した。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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