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バー物語(フィクション)№65

 「マティーニを」
 南伸坊はこちらにきつい視線を浴びせながら静かにオーダーした。面白いなぁ。今度絶対、よそのバーでまねさせてもらおうっと。知ってるカクテルでよかった。
 「マティーニですね。少しお待ち下さい」
 冷凍庫を覗いた。ボンベイサファイヤとタンカレーとゴードンが冷えていた。迷わずゴードンを取り出した。鼎のマスターはいつもゴードンでマティーニを作っていた。鼎のカクテルグラスは120ccの大ぶりのグラス。鼎のお客さんは皆、底抜けに酒が強かった。オリーブを刺しているカクテルピンを5本並べている女性を見たことがある。5杯飲んだということだ。ジンのボトルをほぼ1本空けた事になる。私は70ccのカクテルグラスを使用することにした。お座敷バーで90ccのカクテルグラスを使っているとお客様が苦しそうだったからだ。すべてにおいて鼎は例外だと思ったほうがよさそうだ。
 ノイリーのベルモット、オレンジビター、スタッフドオリーブを用意した。さて、どうすれば南伸坊は喜んでくれるのか。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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