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バー物語(フィクション)№59

 持って来てくれた看板は馬鹿でかかった。大きさの指示をしていない自分が悪い。取り付けは自分でする事にした。3分の2の大きさに改造して取り付けようと思った。改めて看板を見る。shot bar TOP WIN、さまになっていた。
 shot barとは、簡単に言うとボトルキープはありません、という意味だ。1ショットで飲めますよ。高くつきませんよ、という意味が含まれるかもしれない。1994年当時ではたぶん西宮界隈では初めてのネーミングだったと思う。初めてにこだわった。西宮北口で初めてフレッシュフルーツをその場で絞ろう。初めてフローズンカクテルをメニューに載せよう。初めてBGMはクラシックをならそう。人がまだやっていないことが好きだった。ピアノを選んだのも男が誰もしていなかったからかもしれない。
 TOP WINのロゴは昔の教え子に頼んだ。京都芸大に進んだ佐々。美形のコントラバス弾きと言っていいだろう。誰でもいいから美術学部の友達に書いてもらってと頼むと数日で持ってきてくれた。数点ある中から一番地味なのを選んだ。
 思い出しながら大きな看板を眺めていた。金属のカットは時間がかかるだろうな。明日にしよう。7日の月曜日が終わった。2

写真は11月10日にオープンした時の小さくした看板です。左に見えるのがガンちゃんが取り付けてくれた窓。壁は白い漆喰です。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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