AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バー物語(フィクション)№56

 かっこいい照明をする予算はもうないのでもともと傘屋さんで使っていた蛍光灯を流用することにした。しかし、蛍光灯の光はぬくもりがなく色気を感じない。橙色のフィルムを貼ることにした。簡単に出来た。いよいよカウンターの取り付けにかかる。昼過ぎに西田氏が来てくれた。
 「カウンター用に巾60センチの寄木を買ってきました。厚みは20ミリあります。うまく切れますかね」
 「コーナーをきれいに直角に仕上げるのが難しいな」
 おっ。コーナーをふくらませてトランプ遊びをしようと言っていた西田氏。忘れたな。よしよし、早く切ってしまおう。
 「2枚の板をいっぺんに切ればうまく直角に仕上がるぜ」
 「うまく重ねれますか」
 「釘で固定。途中でゆがまないよう切るのが難儀だな。俺が切ってやるよ」
 慎重に2枚の寄木を固定した。重ねると40ミリの板になる。かなり難しそうに思えた。
 「このままじゃー無理だな。もう1枚のこぎりのライン合わせに板をくっつけよう」
 リード用の木片をまた釘づけした。
 西田氏は引き締まった表情になって電動ノコを手に持った。
 「失敗は許されねーからな」
 言いつつスイッチを入れた。ギュイーーン。ゆっくり、しかし止まることなく一気に切り落とした。
 「どうだ?」
 釘を抜いて2枚の寄木をL字に合わせた。西田氏が心配そうにのぞきこんでいる。
 「完璧に直角になってます。隙間も開いてません」
 「よし、後はニス塗りと土台に取り付けだな」
 西田氏は透明なニスを塗っておくように指示を出して出て行った。
 
スポンサーサイト

テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

早く工事完了しないかな☆年内にはオープンまですすむのかな☆明日は寒波で幼児連れの外出は困難なのでいずみっちょの更新を楽しみに♪寒くなってインフルエンザはやりそうだねぇ、老体いたわってねぇ~いずみっちょ♪♪♪

いつもいつも

コメントありがとうございます。年内にオープンできるか微妙です。がんばりますので応援よろしくお願いします。
プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。