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山畑誠ピアノリサイタル

山畑誠ピアノリサイタル
2013年12月1日
於:兵庫県立芸術文化センター小ホール
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BVW.825
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番ニ長調K.311
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」op.53 他

バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
軽い。羽毛布団のような軽さ。温かくて、柔らかく、自然な音楽。そこには、力みもはったりも無縁の世界が広がる。山畑誠は高校時代から、一ランク上のバッハの世界を奏でていたが、40を越えた今、バッハに対して独自の表現法を持ち出したと言える。

モーツアルト:ピアノソナタ 第8番 ニ長調 K.311(プログラムまま)
進む。どんどん前に進む。そこには、ためらいなど一切無い。モーツアルトの頭に浮かぶ次から次へと浮かぶメロディ、あふれる音楽を、山畑は表現しようとした。そこには小細工など一切無い。超天才モーツアルトの世界に一歩踏み込んだ山畑であった。

ブラームス:「2つの狂詩曲」作品79より第1番 ロ短調
たいへん有名なブラームスの小品である。今回のリサイタルの曲目は、すべて有名な曲。演奏家にとっては勇気がいると言えよう。ごまかしがきかないからである。
さて、このラプソディー。晩年のブラームスの情熱がこもった曲。ブラームスはなるほど、巷には内面的な音楽として通っているが、どうしてどうして、非常に熱い曲をたくさん残している。私はまだまだ燃える心を持っているのだ、老いには負けない、と言ってるような、この曲を山畑は、うまく表現した。私の好みを言わせていただけるなら、もう少し、粘っこい表現を加味した演奏も聴きたいものである。

ベートーベン:ピアノソナタ第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」作品53
颯爽としたワルトシュタインと言うべきか。推進力に満ち溢れた、迷いを赦さないといった第1楽章であった。
第2、第3楽章
美しい音色。山畑のピアノの特徴の1つである。音色は、工夫しても努力しても無縁の領域である。山畑は、努力では得ることの出来ない音色という武器を持っている。それが存分に発揮された。

バラキレフ:イスラメイ
難曲を難曲と思わせない、聴衆に感じさせない力量が山畑にある。この曲に関して言えば、技量が伴わないピアニストの演奏は退屈である。その意味では山畑のイスラメイは、中身の充実もさることながら、表面的な音のシャワーだけでもたいへん楽しめる演奏であった。

アンコール①:ドビュシー:花火
以前、聴いた時より、かなりテンポアップ。山畑のセンスはドビュシーが合っていると思う。
アンコール②:山畑自作
歌謡曲調の曲。どこか、広いホテルのラウンジに流れていそうな曲である。これを弾いたら、今日のコンサートは終わりです。皆さま、ありがとうございました、と聴こえなくもない。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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