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小説・パッションと指揮 その19

「泉さんは、演奏中の音程も気にならないの?今回、管楽器のほとんどが褒められたものではなかったわ」
 伊達が不思議がっている。
「すまん。わしは音痴なんかもしれん。気にならないんだわ、これが。焼肉来たよ。伊達さん、食べよう」
「もう、泉先生ったら、食い意地ばっかりはって。少しは演奏会の感想言ったらどうなのよ」
 なぜか青井彰が怒っている。その言葉に全員反応したのか、シーンとなってしまった。
「ハラミかな、これ。青井先生、素晴らしく美味しいよ」
「先生、リハーサル中、カッカカッカしてましたけど?」
 緊張した空気を和ませようとしたのか、とぼけた感じで質問する金谷。しかたない。少し話すか。
「伊達さんも感じてると思う。皆さんもきっと思っている」 
「指揮者が悪いってことなのかしら?」
 平井は先ほどのタンをうまそうに食べながらつぶやいた。
「うーん。そんなんではなくて」
「じれったいわ。きー。答えこたえコタエ…」青井はビールを一気飲みした。「おかわりおねがい」
 私は自分の経験から話をすすめようと思った。 
 
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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