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小説・パッションと指揮 その9

 私が行こうと思っていたインド料理屋さんは見つけることができず。行き当たりばったり感で決めることにした。
 蒲田駅すぐ近くに「華香楼」という中華がある。派手な外観が中華定食主力の店を思わせる。
 3人で入って、まずは生ビール。
「あら?」
 思わず声を出す私。うまい。料理も期待できるかも。
 豚の胃袋、豚の耳、水餃子等を注文。なんとこれまたうまい。がつがつ食べていると視線を感じた。
「あ、江里くん。すまんすまん。君だけビール無しで」
「いえ、そんなことより…」
「コンサートマスターだわ」
「ですか?」
「林田という指揮者。宇宙人だね。見たことないタイプ。面喰ったろう?」
「ええ」
「彼とは打ち合わせしても、音合わせしても、意思相通が難しいと思う。コンサートマスターに江里くんの考えなり、解釈なり、弾きたいテンポなり聞いてもらったらいいよ」
 今回の演奏会、頼れるのは藤井とコンサートミストレスだけのように私の眼には映ったのである。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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