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小説・パッションと指揮 その7

「私もそう思いますわ」
 言いながら近づいてくる坂下氏。
「もっとリハーサルですることがあるのに、完成していたらわかるんですがね。いや、調律師のあなたに言っても始まらないのですが…」
 二人でしゃべっていると江里が来た。
「先生?」
 不安そうに私に近づく。
「んにゃ、良かった良かった。本番もその調子で。あ、ランチ行こか?」
「はい」
 はい。普通の「はい」ではない響き。育ちがいいのか、礼儀正しいのか。どこか心地よい。

 アプリコ大ホールを出て右に行くと繁華街。ランチもあるだろう。
「何がいい?」
「中華とか、インド料理とか、先生調べてはりましたよね」
 金谷優里が口をはさむ。
 金谷とは3年ほど前にワインの大家ジョルジ氏の紹介で知り合った。
 
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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