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小説・パッションと指揮 その1

 江里俊樹は2012年、4月に加古川の常楽寺で知り合った。その時に非凡な才能を感じるも、どれほどのものかは判断には至らなかった。
 江里は藤井順の紹介である。藤井も才能豊かなヴァイオリニスト。しかも交友関係が広い。その藤井が東京に住む江里をちょくちょく関西に呼ぶ。江里のピアノ、音楽感を知る機会が増えると共に彼に興味を持つようになる。
 その彼がラフマニノフの2番のピアノコンチェルトを弾くという。映画音楽にもたびたび使われる優雅なメロディーとメランコリックな色彩を持つ。今まで多くのピアニストが手掛けた、有名すぎるコンチェルト。江里はどう表現するのか。
 その会場は東京は蒲田駅のすぐ近く。リハーサル前、ホールを入った階段でパッションフィルの団員と江里が記念撮影をしていた。藤井の顔も見える。団員はかなり若い。どのような演奏をするのか、非常に楽しみになってきた。
 記念撮影を横目にホールに入る。
「ビーン、ビーン」ピアノ調律の音がする。

「会場の調律師が決まってなくて…、困ってるのですが…」
 江里から連絡があったのは一月末。本番まで10日しかないと言う。私はすぐに番匠氏に何とかして下さらないかと連絡した。番匠氏はスタインウェイジャパンの調律師である。温厚なお人柄と丁寧な仕事で、関西のピアニストの信頼が厚い。調律師の紹介まで30分かからなかった。ありがたい。
 
 11時前。調律が終わって名刺交換した。その調律師は私の名刺を見た瞬間、知っていると言う。 
                                   
                                     
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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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