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小説・菜その169

 厨房手伝いに菜の下の弟、忠哉が入ることに。
 オープンすると菜の知り合いや以前働いていたカフェの客が来る。
 初日、非常に忙しく終わる。が、弟とのコンビネーションで停滞することなく料理を出せた。
 しかし、菜はピザに不満を覚えていた。
「マスター、ピザの酵母を変えたいのですが?」
『またか、菜の研究熱心には脱帽するな』
「で、どのように?」
「今は、ドライイーストを使っています」
「ふむふむ」
「生きてる酵母を使えばもっとふっくら仕上がるのでは、と思うんです」
「ふむふむ」
「代えてもいいでしょうか?」
「ふむふむ」
『何回も酵母を変えて研究してたのにまたまたかー』
 適当にバーを営んでいたマスター氏。菜の完璧主義がよく理解できない。
「菜の好きなようにしてよ」
「はい」
 大きな声で返事する菜。
 菜は不安であったが、初日が終わってこの店で正解だったような気がしている。このマスター氏も意外といい人っぽい。小さい時に元気いっぱいであった菜に戻りつつあった。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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