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小説・菜その147

 ジントニックが甘くないのは何故?菜は聞く。
「は?甘くない?ふーん、そうですか」
「メジャーカップで量るのと何か関係があるのでしょうか?」
「うーん。どやろね。関係あるっちゃー、関係ある。ないっちゃーない」
『なんか、このマスター、いらつく。はぐらかす?教えるのがイヤ?ケチ?』
 菜はジッとマスター氏を見つめる。
「ふっ。おじょうちゃん、そんなに私を見つめて…。惚れるなよ、火傷するぜ」
 菜は顔が真っ赤になった。だれがこんな男に。ぷんぷん。
「ジンの量です」
 突然の答。ジンの量って?
「おじょうちゃん、真面目すぎるのは体に毒だよ。正解はジンの量です」
 ジンの多い少ないで甘さが決まる?菜は不思議に思う。トニックの種類とかライムの絞り方とか、そんなのが関係すると思ったのに、ジンの量?
「ジンが多いと甘くなくなるんでしょうか?」
「ぶぶー。不正解。今の不正解であなたは欠点になりました。つきましては学校から追試の連絡がいきます。次回頑張ってください」
 ぷっ。思わず笑ってしまった。しかし、このマスターを嫌う人はとことん嫌いになりそう。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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