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小説・菜その140

「一人、お手伝いにほしいんですけど…」
 菜はマスター氏が指摘するまでもなく、お料理がスムースに出ないのを感じていた。自分の能力かもしれないが、多数の料理を一人でまかなうには無理があると感じていた。
「調理補助?」
 福田さんはそんなのいるかしら、というニュアンスで話す。
「ええ、一人では無理なんです」
「人件費にも限りがあるの。わかるでしょ」
「ええ。でも、お昼の間だけでも…」
「心当たりあるの?」
 菜は山本毅にたのもうと思っている。心斎橋のカフェで働いていた同僚である。
「はい、一人」
「じゃー、お昼の3時間、仕込みも含めて。オーナーに許可を得るまで待ってちょうだい」
「あ、ありがとうございます」
 菜はまた山本と一緒に働けると喜んだ。実際、補助はいるのだが、山本と離れて、彼に会いたいと思う気持ちの方が強かったのである。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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