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小説・菜その137

 マスター氏、渡されたメニューからジェノベーゼのパスタをオーダー。
 厨房全部は見えないが、人が働いている動きが少々見える店の造りになっている。
 オーダーを聞いて厨房の中の女性がこちらをチラッと見る。客の顔を見てイメージするのか。客はマスター氏一人だけ。
『まー、昼の12時にはまだ時間があるけど、おいおい。大丈夫かいな、この店』
 大野氏にそそのかされえて来たもののあまり期待できないなー、と思うマスター氏であった。料理が出てくるまでの間、メニューに目を通す。
「シェリーちょうだい」
 サービスの男の子に言う。
「シェリーは色々ございます。どのタイプにいたしましょう?」
「はぁ?いろいろタイプあるん?わからんなー。説明して」
「……」
 男の子、グッと詰まってマスター氏の顔を見つめている。
『イジメではないのだが、困ってるみたいだな』
 そう思って「フィノ」とオーダーするマスター氏であった。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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