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小説・菜その132

「コックコート…」
「ええ、さいちゃん、似合うわよ。かわいい女の子がビシッと純白のコックコート。かっこいいわよ」
 福田さん、菜を小西さんからさいちゃんに呼び名を変えた。
「でも、サービスもって…」
「そう、コックコートを着てサービスするの」
「……」
「あら、さいちゃん、何か不満でも?」
 不満でも?と訊ねられて、はいそうです、と言えないのが菜である。今までこの性格でどれだけ損をしてきたか。
「いえ、コックコートでお願いします。でも、持っていないんです。こちらで用意していただけませんか?」
「オッケーオッケー」
 福田さん、上機嫌でその場を去る。
 残された菜。
『きらい、わたし。いやなこと嫌って言えない。直したい。この性格』
 落ち込んでいても仕方ない。菜はスタート時のメニューに目を通すことにした。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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