AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小説・菜その116

 心斎橋は昼間の大阪ではもっとも人通りの多い地域である。メインストリートから少し東に入ったとあるカフェ。25才になった菜はそこで働いている。
「あなた、お名前は?」
 週に何回かランチを利用する女性に菜は話しかけられた。齢、35ほどか。中年と言うには若すぎる。
「小西菜です」
「さい?」
「どんな漢字?」
「野菜の菜です」
「ふっ。飲食向きの名前ね。少しおはなしあるの。時間取れる?」
「終ってからなら」
 菜は、話の内容が想像もつかないまま軽く約束してしまった。
「私の名前は福田です。これ、お名刺。終る時間に外で待ってるわ。よろしく」
 名刺にはソムリエールと書いてあった。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。