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小説・菜その107

 菜は父の声を聞くだけで震え上がる。同級生の男の子、男の先生、教会の大野牧師先生、みんなやさしい。菜に親切。だが、義昭だけは違う。高圧的、暴力的。声の暴力、いや、実際にこれまで軽くだがたたかれたことは数度できかない。
「菜、このゲソはなんだと聞いている、答えろ」
「あ、はい。おとうさま。これはスルメイカ…」
 答えると同時に軽くビンタが来た。
 左のほほを手でおおう菜。
「そんなものはわかっている、あのな…」
「すみません、私が悪いのです」
 継母和子が助けを出す。
「待ってください、子供が作った料理です」
「じゃー、次からはきちんとしろよ」
『きちんと?』どこが悪かったのか菜にはさっぱりわからない。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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