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小説・菜その106

 父親の義昭が帰ってきて晩ご飯が始まる。家族全員が食卓につくとまず義昭のお祈り。
「天のお父様、今日一日、無事にすごせました事を感謝いたします。また、家族全員で食事をできる幸せを感謝いたします。我々は未熟でちっぽけな存在でございますが、どうか、お父様のお力で正しい道へと進めますようにお導き下さい。アーメン」
「アーメン」と全員が言う。見慣れていない人が見ると異様に見えるかもしれない。が、夕食前のお祈りは小西家にはとっては空気を吸うがごとく当たり前の行為であった。
 食卓には、お味噌汁、お漬物、イカ、ご飯が並ぶ。質素と言えば質素である。これらはすべて菜一人で用意した。お漬物は糠漬け、自家製である。
 イカを口にした義昭が叫ぶ。
「なんだ、このゲソは?菜」
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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