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小説・菜その104

 コープは菜のマンションから東へ、樋の池公園近くにある。さかな、さかなと唱えながら坂道を下る菜。
 スーパーマーケットの魚売り場。そこにはパックに包まれた魚が棚に並んでいるだけ。
『さっきまで泳いでいたイカだよー』
 1年生の終わりころ、ジュンに家に来いと誘われた。あの時のジュンの家の近くの魚屋さんの大きな声を思い出す。そして、生まれて初めて肉親以外に手を握られた。ジュンは今どこにいるのか。
 棚からイカを手に取る。少し焦げ茶がかっている。スルメイカ。一人1匹は多いか。菜は2匹入りのパックを二つ買うことにした。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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