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小説・菜その102

 困った菜。おかあさんは家にはいない。働きに出ている。家に来てもらっても何をしていいのかわからない。
「あのー。家は…」
 下を向いてしまう菜。
「じゃー、今日は場所だけ」と松本君。
「どうでしょう?」と梶田先生。
「それだったら大丈夫です」
「決まり決まり。みんなで行こう。ね、小西さん」
 松本君は菜が今まで見たことのないタイプだ。クラス全体をぐいぐい引っ張って行くようなエネルギーがある。
 放課後、ぞろぞろと菜といっしょに歩き出す級友。結局10人付いて来ることに。
「小西さん、得意な勉強は何?」
「あ、国語か、社会か」
「へー。他には」
 北夙川小学校の生徒はお話好きのようである。
「お料理が出来ます」
「え。すごいすごい。今度何か作ってよ」
「はい」
 にっこり笑う菜。話しているうちに転校の不安なんてどこかに飛んでいってしまった。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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