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小説・菜その96

「西宮に苦楽園口という駅があります。わかりますか?」
「阪急ですか?」
「はい。ここからだと、武庫之荘から西宮北口、夙川。夙川で乗り換えます。一つ目に苦楽園口があります」
「……」
「その駅からは少し遠いのですが、マンションを買いました。ここより広くて日当たりが良くて小学校も近いです」
「この近くではダメなんですか?」
「おかあさんは働きに出ます。病院で働きます。その病院に近く、色々考えて苦楽園口にしました」
「学校はかわるんですか」
 菜の一番の心配、関心事は転校である。転校さえなければ、どこでも良かった。が、
「小学校もかわります」
 菜の目がじんわりにじむ。せっかくたくさんの友達が家に遊びに来てくれるようになった。なにより、吉田君と離れるのが悲しい。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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