AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小説・菜その91

 タコの足は楕円形に切った。そのタコより一回り大きく生地を鉄板に敷いていく。何個も何個も。同級生たちはジッとそれを見ているだけ。30個ぐらい敷いてからタコの足を置いていく。
「手伝おうか」
 吉田君が、えっちらおっちらしている菜を見て思わず声をかけた。
「ううん、いいの。私がする」
 菜は一人でしたかった。乱暴にタコを生地に乗せられても困る。きっちり正確に真ん中に置くのが大切だと思っていた菜。全部乗せ終わってから、今度はその上にまた生地をかけていった。つまりタコをサンドイッチ状態にする。しばらくしてひっくり返す。
「はい、いいと思います。食べてください。お醤油がいいと思います」
「わーい、いただきまーす」
 小学生4年生の友達みんながいっせいに小さな平板のたこ焼きを食べる。
「おいしい」「うまい」
 菜は、友達の表情を見て満足した。
「おかあさん、どうかしら?」
 菜は継母和子の感想を一番知りたかった。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。