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小説・菜その59

 家の近所の内科の先生から医科大学の付属病院を紹介された和子。そのまま入院。滋賀から菜の祖母を呼ぶことになる。
「手術して、助かる可能性にかけます?」
 父、義昭は腕を組んだまま沈鬱な表情で医者の言葉を聞いていた。
「このままでは助からないのです」
 医師は続ける。和子は肝臓がんであった。しかもかなり進んでいる。
「考えさせてください」
 義昭は考えても答えは一つしかないのはわかっている。しかし早くこの場から離れたかった。
 病室は4人部屋。窓際のベッド。本を読んでいる和子。義昭が近づくと顔を上げた。
「すみません、こんなにからだ、弱かったかしら。なるべく早く退院できるように…」
「いや、手術が必要かもと、先生が」
「え?手術?」
『しまった。早まったか』
 あせる義昭。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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