AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小説・菜その57

 手渡されたボールを地面に落とす吉田君。何が始まる?興味津々の同級生。
 両足でボールをはさんだ。はさんだまま軽くジャンプ。右足でボールを地面にたたきつける。跳ね上がったボールを右足、左足、右足と交互にボールをのせる。
「する?」
「やるー」
 放課後ドッジボールをしていた少年たちはルールも全くわからないサッカーをするようになった。たった1日でスターになった吉田君。言葉の不自由さはハンデにならなかった。しかし菜は思う。ジュンのほうがかっこいい。

 3年生になるとクラス替え。スーパースターの吉田君も同じクラスになった。菜の新しい担任は男の先生。ロマンスグレーの長身、強面。
「静かに」
 先生が小さな声で「静かに」を言うだけでクラスはシーンとなった。
「これから、2年間、君たちの担任をする。名前は山岸歳三である。よろしく」
 言葉に力がある。迫力と言うのだろうか。菜はこわい感じの男には父親で慣れている。しかし、菜が感じたのは山岸先生から醸し出される優しさだった。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。