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バー物語(フィクション)№29

 高校には週2回行っていた。それ以外の日は朝から解体をする。大きなガラス板は西田宅に自転車で運んだ。荷台にくくりつけてそろっと押していく。西田宅は現場から歩いて2,3分の所にあった。ゴミもたくさん出てきて困った。2,3日たった夕方、ビニール製の大きなかごにひもをくくりつけて引っ張っている子供を見た。北口市場のゴミを回収しているらしい。
 「親方は?」
 小学生に違いない。親の仕事を手伝っているのか。
 「車のところにいます」
 「案内してくれる?」
 子供についていくとゴミを山積みにした小さなトラックの横に40くらいの小柄な男が立っていた。
 解体して出来たゴミを持っていって欲しい、新店舗を出すために工事中である事、店ができても継続してゴミを回収してもらいたい。簡単に用件を伝えた。
 「5000円もらってるんだが大きなのは別に欲しいなぁ」
 ビニールのかごを抱えてトラックに中のゴミを放り投げながら男は答えた。3人の子供たちがかごを運んできている。中学生くらいのもいた。
 「追加料金はその都度言ってくれ。今日から頼む」
 交渉成立。ホッとした。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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