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小説・菜その55

 結局、放課後。吉田君、得意のサッカーの技を披露する。クラスメイトほぼ全員が運動場へ。菜もついて行った。ジュンくんが走りまわっていたのを思い出す。わずか半年前、今でも思い出す。ジュンはかっこ良かった。
「はい、ボール」
 一人がドッジボールを手渡す。
「何できるの?」
 みんなが興味深々で近づいてくる。吉田君を囲む輪が自然と狭くなっていく。
「じゃー」と言って吉田君、頭にボールを載せた。2秒、3秒。目は空を見上げている。あごが少し前へ出ている。10秒。
「???」
 クラスメイトたち、意味がわからない。どこが面白い?何やっている?
「なんでなーんもしないんや」
 切れ気味に男の子が叫ぶ。
 押田君、ボールを手の上に落とした。
「はい。返す。できる?」
「できるわ、そんなん。俺がする」
 先ほど南アメリカと答えた田中君がボールを取った。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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