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小説・菜その53

「では、答えです。ブラジルは日本の真東にあります」
「???」「え?」「えーー」
 生徒たちは不思議な顔をする。菜はあたったと心の中で喜んだ。
「日本は北半球の真ん中ぐらい。ここに定規をあてます。すると90度右が真東です。ね、地球が丸いのでこのような不思議なことがおこります」
 当たった当たった。菜は踊りたい気分。吉田君はまたあくび。
 授業が終わった休憩時間。吉田君のまわりにみんな集まる。
「先生、日本語しゃべれないって言ってたけど、ほんまか?」
「いいえ。だいたいわかります。でも、難しい言葉はわかりません」
 なんだか吉田君、丁寧な日本語をしゃべる。
「ねー、吉田君、ブラジルってどんな国なの?」
「サッカーします。よく笑います。勉強あまりしません」
「サッカー?」
 サッカーがあまりさかんではなかった時代。子供たちは興味深く吉田君の質問攻めが続く。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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