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小説・菜その33

 翌朝、菜は思い出す。去年は靴下右左、別のをはいたなー。本橋先生に脱ぎなさいと言われた。髪の毛、ブラウス、スカート、靴下、靴。オッケー。クラス写真の日。ルンルン気分で学校へ行く菜。しかし、その日もジュンはいなかった。
 写真は講堂の前に集合。校長先生も一緒に写す。相変わらず背の低い菜は最前列。1年たって生徒は去年ほど騒がしくなかった。本橋先生も怒鳴らない。
「はーい、よろしいですか、うごかないで、うつしますよー」
 菜は立ち上がる。
「あらら、すわったままねー」
「小西さん、座りなさい」
 イラつく本橋先生。
 菜はその声には反応せず、後ろを見る。いない。いない。いない。
 
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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