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小説・菜その21

 祖母は続ける。
「サイは才能豊かになってほしい、とかね」
 菜は自分の名前が料理と関係するとは思っていなかった。
「菜ちゃんはきっとコックさんになるよ。お料理上手だものね」
 母から色々教わった。お米を研ぐところからお味噌汁、包丁もずいぶん慣れてきた。
 
 3月、忠哉が生まれて半年足らず。久しぶりにクッキーを学校に持って行く菜。相変わらず、放課後、はにかみながら館野に渡す。
「菜、今日、うちに来るか?」
 手渡されたクッキーをズボンのポケットに突っ込みながら館野が話す。しかし意味がよくわからない菜。ボーとしている。
「どっちやねん。来るんか来んのか?あん?おん?」
「あ、ジュンは運動場で遊ばない?」
「あほか?今、誘とんのや。どっちや?」
「あ、はい。行きます」
「よっしゃ。決まりや」
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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